認知症患者が家族や身近にいる場合、どのように接することが良いのかを把握しておくとは大切です。また介護の仕方も合わせて理解しておきますと、いざという時に役立ちます。是非今回紹介する内容を参考にしてみてはいかがでしょうか。

目次

認知症患者の介護の仕方を知っておこう


認知症患者の介護の仕方を知って、普段の生活に役立てるのがおすすめです。

ケアマネージャーと上手に連携しよう

何もかも一人で頑張る必要はありません。認知症患者の介護には、ケアマネージャーの存在が大きく、介護に関する知識だけでなく悩みを話せる頼れる存在となります。上手に活用して連携させることがポイントです。

介護に対する基本的な考え方を知る

介護のことは知っているようで知らないことが多いですが、基本的なことはある程度理解しておいた方が安心です。そのためにはどんな考えで本人は過ごしているのかなど、意思の疎通ができる場合には介護への考えを聞いておくと良いでしょう。

時には働き方など生活を大きく変えて対応

介護をする認知症患者が身近にいる生活は、時として仕事を変えることや働き方に変化を与えることが求められます。中には介護をする社員に柔軟な対応をする会社もありますが、多くの場合は肩身が狭い思いをしたまま働くことを余儀なくされます。そのような状況に耐えられなくなった場合には、早めに転職を検討するなどしますと生活にゆとりができます。

自分が介護しやすい方法を見つける

介護をする側が元気でいることが求められ、認知症患者にとっては家族が心の支えです。自分自身がやりやすい方法を早く見つけて、居心地の良い空間で認知症患者と向き合うことが理想となります。

困ったときは一人で抱えず相談しよう

周囲に相談できずに一人で悩むことも多い介護する側の方は、相談先を見つけておきますと不安を感じた時に、頼れる存在として心のよりどころを探せます。一体どんなところで手助けをしてもらえるのでしょう。

相談できる機関は身近にある

認知症患者の介護に悩みや不安を持つ方は、まず住んでいる市区町村役場の介護窓口を頼るのがおすすめです。そのまま対応してくれることもありますが、更に専門的な期間を紹介してもらえる可能性が高く、役場の紹介ですので安心して利用できます。電話相談だけでなく面会などをしてカウンセリングしてくれるようなものも増えていますので、まずは市区町村の役場へ相談することをおすすめします。

認知症患者と家族の味方「家族会」

http://www.alzheimer.or.jp/
公益社団法人の認知症の人と家族の会では、全国での研修大会のほか、認知症についての情報提供も多数行われています。
http://dementia.or.jp/family/
認知症スタジアムでは、認知症の人やその家族が利用できる全国各地のカフェの紹介や、イベントやセミナーの情報など、幅広く紹介しています。自分一人ではない…と安心できるような模様氏が多数あります。

真面目な人ほど一人で頑張り過ぎる

周囲に迷惑を掛けないように、何でも自分一人で頑張ってしまう真面目な方は、認知症患者の介護をする時には、十分注意した方が良いでしょう。時には家族に頼って患者を任せて出掛けるなど、短時間でもリラックスして過ごしますと気分が優れますのでおすすめです。

専門家の力を頼りにしよう

家族だけで認知症患者の面倒を見ることには限界があります。24時間体制での見守りが必要な症状になっていくこともある認知症は、いつでも神経を張り詰めた状態で生活することになりますので、介護する側がストレスなどで疲れてしまいます。専門家のサポートを得ながら、家族も全力で支えるような体勢が理想です。

介護施設の色々


介護施設と一言で言っても様々な種類があります。良く把握して上手に利用することをおすすめします。

デイサービスから特別養護老人ホームまで

毎日施設に通うデイサービスは、多くの認知症患者が利用している介護サービスです。朝施設の車が迎えに来て、日中は施設で過して夕方には帰宅しますので、家族の負担が軽くなります。その他自宅のようにして生活する特別養護老人ホームもありますが、施設数も少ない上に経済的な負担が大きく限られた方しか利用できないのが現状です。

介護施設の選び方を考える

介護施設の選び方は種類が多く難しいですが、どんなサービスを希望するのかを明確にしておきますと、スムーズに分類できる可能性が高まります。介護を受ける本人に希望を聞くことが難しい場合は、家族が希望するスタイルを明らかにすると良いでしょう。

費用は施設利用料だけじゃない


施設の利用料金だけではない介護費用は、食事代やおむつ代のほか、光熱費の支払いなど様々です。施設利用料のみで計算をして契約をしてしまうことがないように、介護施設選びは慎重に行うようにするとその後の生活にも良い影響が生まれます。

まとめ

いかがでしたか。認知症にも症状の幅が広くあり、個人差があるのが現状です。しかし早い段階で進行してしまう懸念もあることから、介護方法はしっかりと理解して患者本人と向き合うことをおすすめします。是非参考にしてみてはいかがでしょうか。